本を読む、何度も読む
私の小さな夢。新居に作った小上がりの和室を私の図書館にすること。
本を買うのが好きだから、読み終わる前に新しい本を買い込み、読んでない本だらけになっている。でも一方で、本当に好きだと思った本は今は寝室のお気に入りの棚に置いている。何度も何度も読み返す本が何冊かある。
1番何回も読んでいるのはきっとハリーポッターシリーズ。
はじめての出会いは母さんがPTA文庫で小学校から借りてきたこと。それ以降、秘密の部屋、アズカバンの囚人、不死鳥の騎士団と新刊が出る度に本屋さんに予約して買い、家族みんなで回し読みした。全シリーズ読み終わってからもわりと頻繁に読み返している。どの巻が好きか考えたこともある。けど案外読み返すたびに変わったりする。
子どもの頃は圧倒的にアズカバンの囚人が大好きだった。3年生から出掛けることができる魔法使いの村ホグズミード村が大好きだった。フクロウ郵便局やお菓子屋、いたずら専門店。文字で語られる魔法の世界を頭の中で思い描いて本当にわくわくした。
でも次読み返すと、謎のプリンスなどもほほう、と思う。あの頃の私と今の私は置かれている立ち位置も考え方もきっと変わっている。そんな今の状況ゆえか。これが年をとるということなのか。だからこそ何度読んでも面白かったりする。
何度読んでもおもしろいと思える物語にこれからいくつ出会えるのだろうか。
願わくば、そんな物語でいっぱいの私の図書館を作りたい。
真夜中のお茶沸かしとともに 2019/11/20