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読書記録を中心に日々の生活で考えたこと、思ったことを書き留めていこうと思います。

我が家のおうち時間事情

 子どもと過ごすおうち時間、何をするか悩むことが多いです。自粛前は公園だとかショッピングだとか水族館だとか動物園だとか連れまわしていました。その方が楽しいもん。楽だもん。今、それが出来ない状況でどうすべきか。家でどんなことしようかな。と考えて、テレビばっかり見せないように、おやつばっかり食べないように、気をつけつつ、まあしょうがないかと妥協しつつ、何とか過ごしています。

 そんな我が家の自粛の様子の、良かったところを伝えます。

 

①ものづくり

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 とにかく工作だとか細かな作業が大好きな5歳の娘。いろんなものを作っています(^^)ポイントは母が楽しめるものを作ること。

 R-1の容器にビーズを入れて水を入れてなんちゃってハーバリウム♩降ったら綺麗♡

 安全ピンにビーズを通してブローチ作り(^^)これはひいばあちゃん家でさせてもらって、娘がどハマりして、家でもしました。

 牛乳パックで積み木作り。牛乳パック、何か出来ないかなとめちゃくちゃ貯めていたので利用。切るのと貼るのは母担当。娘はもっぱら飾り付け。だけどとても楽しそうに飾り付けてました。できた積み木でおうち作ったり、おうち作った後にボーリングのようにして遊んでみたり、案外楽しめそうです。

 

②お菓子作り

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おやつが大好きな我が家、放っておくと市販の菓子ばっかりぼりぼり食べてしまうので、手作りで。だんごをこねこねしたり、ケーキの材料を混ぜ混ぜしたり、作って食べると子どもたちも嬉しそうです。簡単にできて美味しいおやつは最高ですね!

 

③お庭でいろいろ

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庭で育てているさつまいも、レモンなど。雑草も花が咲いてるので、お花摘みをしたり。あと、おうちBBQも決行しました(^^)

 

④テイクアウトを楽しむ

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外食にいけない日々の中、近所のカフェのテイクアウトを注文してみたらこれが大ヒット。1000円以下で美味しくて、栄養あるご飯が食べれて楽しいです♩これは普通にハマる(^^)

 

 

いろいろと楽しみながらおうち時間を過ごして、来たる解除の日に向けて英気を養っておきたいものですね。

2020/05/10

夜のハイボールとともに

 

 

絵本談議

 本も好きだけど、絵本も結構好きな私。絵本は、子どもが生まれてから、とても身近な存在になりました。児童文学作家の先生のTwitterで、「絵本は親からの手紙が届くけど、児童文学は子どもからの手紙が届く」というような内容のツイートを見たことがあります。そうそう。絵本って私の主観で選んでる(^^)子どもと一緒に売り場に行っても、「これおもしろそうじゃない?」とか言ってさりげなく(いや、わざとらしく?笑)リードしてしまう。

 

 そんな絵本の中で、娘たちが好きな絵本と私が好きな絵本を紹介しようと思う。

1.5歳の娘が今好きな絵本3選

ちか100かいだてのいえ

ちか100かいだてのいえ

 

 まずは定番100かいだてのいえシリーズから「ちか100かいだてのいえ」です。この本、娘の大好きな亀が100階にいるのです!毎日亀のぬいぐるみと寝る娘にはたまりません。

 この本で100までの数字を覚えました。でも、1から順に数えていくと途中でセリフを挟むことになってどう読むかいつも悩んでいます。

くまくまパン

くまくまパン

  • 作者:西村 敏雄
  • 発売日: 2013/11/01
  • メディア: 大型本
 

 この本も何回も読んでいます。「ぱんぱんぱぱ〜んぱんぱぱ〜ん」って歌うように読んでます(^^)くまさんたちが喧嘩して、仲直りして美味しいパンを作り上げるっていう定番ストーリーですが、定番だから飽きないのかも。

クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本シリーズ)

クリスマスの ふしぎな はこ (幼児絵本シリーズ)

  • 作者:長谷川 摂子
  • 発売日: 2008/10/10
  • メディア: ハードカバー
 

 楽天ブックスのセールで買ったのですが、娘が思いの外気に入ってクリスマスじゃない時期にも何度も読みました。サンタさんを待つぼくが箱を覗くとサンタの様子を知れて面白いです。サンタさんが来る前に急いで寝てしまういい子のぼくなので親は助かります笑

 

 

2.2歳の娘の好きな絵本2選

 ダントツでよく持ってくるのがノンタンシリーズです。「ボールまてまてまて」は一緒に「ぼーぽーん」と言ってくれて指でなぞるので母は悶絶しそうになります。かわいい♡

なでなで ももんちゃん (ももんちゃん あそぼう)
 

 ももんちゃんシリーズも結構よく持ってきます。「なでなでももんちゃん」はお腹が痛いみんなをなでなでしていくので、娘が絵本をなでなでしてくれます。これまた母は悶絶しています。かわいいかわいい♡♡

 

3.私が一番好きな絵本

 最後は私が一番好きな絵本です。娘が生まれてから5年間で結構いろんな絵本を読んできましたが、1位はダントツです。

よるくま

よるくま

  • 作者:酒井 駒子
  • 発売日: 1999/11/01
  • メディア: 単行本
 

 お母さんくまがよるくまとぼくを釣り上げるシーンが本当に好きです。セリフがない絵本のページがあるって知ったのは、この本と「わたしのワンピース」の2冊を読んでから。「わたしのワンピース」のセリフがないページも大好きなんですが、セリフなんていらないんですよ。絵で全てを物語ってて、私このよるくまのページを見たらいつも泣きたくなるような温かい何かにつつまれるような気持ちになって、じんとします。2歳の娘にももう少ししたらたくさんたくさん読んであげたいなあ。

 

 親の好きな絵本、子の好きな絵本、いろいろ違って、どれも楽しいです。将来本好きな子どもに育つといいな。願わくば、ハリーポッター 全巻読破した娘たちとイギリスに行ってみたいですね♡♡♡

 

2020/05/07

食洗機の音を聞きながら

 

 

強く残るもの

 子どもが生まれてからか、歳を取ってからか、自然に目がいくようになった。特に好きなのが今の季節。山々の木々が新緑をまとい、一気に明るくなるのが好き。なぜか、黄緑の瑞々しい葉っぱたちはいつも裏返っていて、それが面白い。また、花もたくさん咲いているのが好き。パンジーとかビオラとか定番はもちろんだけれど、ちょっと散歩に行けば、すぐに、名前も知らないけれど、色とりどりの花に出会えて楽しい。

 

 娘が大きくなるにつれ、春の散歩では草花を摘んで歩くようになった。散歩をしていて、気づいたこともある。咲きはじめのたんぽぽは茎がほとんどないのに、今の時期になるとすっと茎が伸びる。たんぽぽは先に花が咲いて、後から茎が伸びるようだ。面白い。発見できると楽しい。

 草花が好きな娘と読もうと植物図鑑を買った。

植物 (小学館の図鑑 NEOポケット)

植物 (小学館の図鑑 NEOポケット)

 

 ああ、この草はこんな名前だったのかと知ることがたくさんある。寝る前に2人で読みながら楽しんでいる。

 

 そんな生活をしている私だからか、本の中で印象に残る花というのがある。

 私の大好きな作家、夏川草介さんの描く物語には花がたくさん出てくる。「神様のカルテ」では松本平野を中心に長野の自然がとても緻密に描かれていて、まるでそこにいるかのよう。もう少し子どもたちが大きくなったら、「神様のカルテ」の聖地巡りをしに長野県に行くのが夢だ。

 その「神様のカルテ」シリーズで1番印象に残っているのが「夾竹桃」。一止の失恋の記憶。夾竹桃と炎の描写がなぜか頭の中にずっとあった。また、夾竹桃という花がどんなものか知らなかったのが良かったのかもしれない。気になって調べたら、あああの花かあ。と。竹みたいな葉っぱにピンクの鮮やかな可愛らしい花。でも毒がある。大好きな本に出てくる夾竹桃夾竹桃を見ると神様のカルテを思い出すし、逆も然り。好きなものがリンクしているようで嬉しい体験である。

神様のカルテ2 (小学館文庫)

神様のカルテ2 (小学館文庫)

 

 

また、最近読んだ「流浪の月」の中で印象深かったのが白いカラーの花。ふみという男性を表す花として使われる。カラーってあの花だよなと思いながら読み終え、近所を散歩すると、古民家の軒先に白いカラーが一輪活けてあった。こんな偶然あるのだろうか。それから、「流浪の月」のどこか現実離れしたふわふわとした感じと、古民家の白いカラーがリンクしている。面白い。

【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月

【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月

  • 作者:凪良 ゆう
  • 発売日: 2019/08/29
  • メディア: 単行本
 

 

 本が花と私を繋ぎ、花が私と本を繋ぐ。今年の夏は何を植えようかしら。

 

2020/05/06

夜のアイスを食べた後で

本が先か時代が先か

コロナ禍で思うこと。

 

  本屋で、ネットで、本を買って読んでみる。すると、なんだかこの時代にすごく合ったものを選んでるなあと思うことがある。自分が選んだ本に時代が寄ってきたのか、時代の流れに知らず知らずのうちにその本を摑まされているのか。鶏が先か卵が先かみたいな話。

 

  最近読んだ2冊の本についても、そのようなことを強く感じている。

【第162回 直木賞受賞作】熱源

【第162回 直木賞受賞作】熱源

 

  1つ目は「熱源」である。

  この中で、本筋として扱われているわけではないが、「流行病」の様子が書かれている。アイヌの村が消えてしまうような恐ろしい病が流行った様子が書かれている。

  戸は閉ざされ、街は静まり返り、死体を処理するのに男たちが駆り出される。時代は違えど、流行病に対する認識はそれほど変わらない。とにかく避ける。

  ただ、きっと昔の方が避けることは簡単だったのではと思う。今の世の中の方が避けることは難しい。そう思い至った理由を2つにまとめてみた。

  1つ目は垣根のなさ。交通網は発達し、当たり前に、ごく簡単に海外にまで行ける。それこそ何百円かで県外に行けたりする。その世界を知ってしまった私たちは閉じこもることが苦手になったと思う。

  もう1つは関係の希薄化。昔のように街で起きた事件はみんな知ってるだとか、お隣同士でおしゃべりしたりだとか、いわゆる近所づきあいというものがとにかくない。家族も核家族化が進んでいる。1人でも何とかなる世の中。でもだから歯止めが効かないのだと思う。昔は近所のしがらみが良い意味でも悪い意味でも抑止力になっていたのだと思う。

 

  時代が変わっても変わらない流行病の恐怖、対応。でも、それに対して人々の生き方は変わってしまった。それは物質的な便利さであって、心の豊かさとかではない。技術の進歩であって、心の進歩とは言えない。そう感じてしまう。心を育てるにはどうしたらいいのだろう。

 

 

  もう一作は「みをつくし料理帖」シリーズだ。このシリーズ、とにかくキャラがみんな良くて、とても好き。特にりうさんやご寮さんが心に響くことを言うんだなあ。

  その中で、今のコロナ禍に通じる話もちらほらあるのだ。

 

  主人公澪が働くつるやで火を長時間扱うことが出来なくなり、澪が思いついたのはお弁当を売ること。お店の営業時間短縮、営業自粛の波を受けて、テイクアウトのお弁当を売る料理屋さんのSNSがいくつも思い浮かんだ。

  状況を嘆くのではなく、その中で何が出来るか必死に考えて行動に移す。素敵だと思う。他にも、オンライン授業であったり、オンラインのショーであったり、おうちでできる制作キットの販売であったり、さまざまな業種で澪のやうに、機転を利かせて奮闘している人がいる。そのような取り組みを見ているだけでも、暖かい気持ちになる。不安が先行してしまいそうな日々に温かみをもたらせてくれる。

 

  もう一つ、私が好きなところがある。「想い雲」の一節である。

天災を除いて世の中で1番恐ろしいのは、妖怪でも化け物でもなく、生きているひとだと思う。だが、恐ろしいのもひとだけれど、同時にこの上なく優しく、温かいのも人なのだ。

  この内容、言い回し、伝え方、心にびしばしと響いてきます。

  マスクのために行列を作り悪態をつく人、他の人のことを思いやることなく平気で出歩き感染させてしまった人。恐ろしいと思われる様にはやはり人がいました。ただ、上記したようなお弁当を作ったり、オンラインで人々のためにサービスを提供したりしているのも人です。

 

  私は、大それたことはできないけれど、もし隣人が患ったとしたら、「大変やったなあ」と心配の声を掛けることができるような、そんな心を持ちたいです。

 

2020/05/05

部屋の片付けで娘と揉めて反省中の夜に

女ってめんどくさいよなあ

  かなり久しぶりの更新になってしまいました。4月に入って育休復帰をしてバタバタと日々を過ごしていました。それとは別に性分の三日坊主癖が出てきまして、ブログを書くという行為に面倒くさみを感じ、後回し後回しにしていました。

  特にここ数年、考えて文章で伝えるということをしてこなかったので、自分の考えを言葉に表すのにとても時間がかかるのが原因かと感じています。ただ、復帰していざ仕事を始めるとたった数ヶ月していた、ブログで自分の考えをまとめること、ツイッターで読書感想を要約して伝えることなどの行為が役に立っていることを実感しています。 

  亀の歩みになると思いますが、これからもじっくり腰を据えて自分の考えを伝える行為をしていこうと再決心して、今日ブログを書き進めることにしました。

 

 

  さて、前置きが長くなりましたが、ここから本題です。瀧羽麻子さんの「女神のサラダ」を読みました。

 

女神のサラダ

女神のサラダ

  • 作者:麻子, 瀧羽
  • 発売日: 2020/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  読んで私が思ったことを取り留めもなく書いてみようと思う。

 

人生には、いろんなしがらみがある。仕事、結婚、家、家族、友人関係。自分がその時その時で選んできたことなのに、選んだはずなのに、どこか息苦しくなっていく。年を取るごとにレールが固定され、電車は終電まで降りることも出来ずに走っていく。

  「ジェットコースターみたいだよね」私が結婚を決めた時にいわれたことがある。それまでお付き合いしたことがなく、初めて付き合った人と1年あまりで籍を入れ、すぐに子どもができた。結婚も、子どももいつかはと思っていたけど、いつのまにかどんどん進んでいき、いつのまにか家まで建っていた。後悔しているとかではないのだけれど、立ち止まって考える暇もなく突き進んでしまったとは思う。あまり頼る人もない旦那の田舎に越してきて、喧嘩しても出て行く先もなく、海を眺めにいった。そのうち海は慰めになり、好きな景色ができ、「喧嘩したら海見に行ってたんよ」「私も」と笑って言えるママ友ができた。

 

  自分が選んだものを、振り返ってみて、受け入れることができるかどうか。受け入れられると楽になるし、元気になるし、頑張れる。

  「置かれた場所で咲きなさい」という本を思い出す。昔に読んで、内容はほとんど覚えていないのだけれど、そのタイトルを思い出すことが最近多かった。自分の置かれたこの環境で花を咲かすとはどういうことなのか。大それたことをしたいとも思った。地方新聞に載るくらいのことできないかなあとも考えた。でも、結局大事なのは、日々の暮らしを大切に生きること、そして好きなことをすること、我慢しないことだよなあ。

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  目の前にはいつのまにかちょっとめんどくさいことが山積みになっていることがある。ちょうど起きるのが億劫な日曜日の昼寝の後のように。そこをよいしょと、少しの力を入れて前に進んでみると案外予想していたよりも良い方向に転がるのかもしれない。

  そんな気にさせてくれる物語が詰まった一冊でした。

 

2020/05/04

昼寝ドライブ中の車の中で(駐車してます笑)

 

人間らしさって何だろう

  新井紀子さんの「AI vs.教科書が読めない子どもたち」を読みました。

【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち

【2019年ビジネス書大賞 大賞】AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

  私はAIについて何も知らなかったのだということが分かった。

  シンギュラリティ、最近よく聞く言葉。分かっていなかった。AI自身が、自分よりも高度なAIを作ることが出来た時=シンギュラリティの到来だそう。そして、そのシンギュラリティが来ることは近い未来ではあり得ない。

  なぜなら、AIは今のところコンピュータつまり、計算機に過ぎないから。じゃあ、私たちは計算機に負けるのか。

 

驚いたAIの仕組み

  私はAIが計算機であるという、よく考えてみれば分かることすら忘れていた。だって最近の技術の発達がすごいから。

  siriに始まり、アレクサなど声を掛けたら瞬時に判断してくれる機械たち、GUやユニクロのレジは今や商品を置くだけで勝手に合計金額が表示される。まるで意思を持っているかのよう。そう錯覚してしまう。

  でも実際はすべての事柄を数式に置き換えている。論理、統計、確率という、数学的手法を使って。

  すごくないか。今この文字を打っているスマホの画面はたくさんの数式の集まりなのか。技術がすごすぎてついていけない。そこを考え出したら深みにはまりそう。行列を高校で習わなかった私には理解が追いつかないだろう。

  単純に、AI技術の凄さに驚いた。

 

 

AIに仕事を奪われるのか

  じゃあAIに出来ないことってあるのだろうか。あるある。計算機にできないこと。数字に置き換えられないこと。それは高度なコミュニケーション能力であり、人間らしい柔軟な判断であり、人間が当たり前にもっている(ただAIには当たり前じゃない)常識である。それらをうまく運用していくために必要なのが読解力だ。

  その読解力が無い子どもたちが増えているという。本著で読解力を測るためのテスト、RSTの問題が出てくる。私はふつうに間違えた。いや、全部間違えたわけではないが。でも、全問正解でもなかった。読解力が無いのはどうやら子どもだけではないらしい。私にも無い。

 

読解力が要

  読解力をつけるために何をすればいいのか。実は本著では明記されていない。ただ、著者の言葉がこころに引っかかった。

多読ではなくて、精読、深読にヒントがあるかも。

  なるほどなあと思った。私が苦手なところである。例えば、高校の日本史の文化史に出てくるような本、開いてみてもまともに頭に入ってこない。渋沢栄一の「論語と算盤」を買って読んでみようと思って、止まっている。これをしっかり肝を据えて読んでみることから始めよう。速くなくていい、しっかり読み込んでみようっていうのは頑張り甲斐があるし、速読を習うよりもっと大事なものを得られそうな予感がひしひしとする。

 

AIにないものを育てる

  本著の中で、「リアリティのある子ども」という言葉が出てくる。デジタルの中で生きるんじゃなくて、あくまでも人間らしく生きたいと思う。リアリティ、現実味。つまりデジタルの中じゃなくて、今のこの現実世界に生きている私たち。

  現実だからこそ、効率の良さだけを求めて生きていくことは困難だ。嫌なことを切り捨てるのじゃなく、時には情に流され、絆され、泥臭く、ウェットに生きていくのがリアルなんじゃないか。人間味なんじゃないか。と私は思う。

  そのためには、言葉を覚えてテストで良い点を取るのではなく、中身を理解して社会を生き抜くことが大切だ。そういう気持ち、ずっと持っていたいと思う。

 

2020/02/05

 

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旅が好き

益田ミリさんの「47都道府県 女ひとりで行ってみよう」を読みました。

 

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)

 

 

  やっぱり旅っていいなあと思いました。

  ところどころ何やら名言のような益田ミリさんの言葉が散りばめられていて、でも端々に「ひとり」が苦手でモジモジしてしまう著者の姿があって。こんなふうに自分の思いを描くのすごいなあと思ったり。

 

 

  ひとり旅はなぜ苦手なのか。旅に限らず、「おひとりさま」が苦手な理由は、どう見られているか気になるからだよなあ。自意識過剰と言われればそれまでだけど、見られているのを意識するあまり、したいことを思い切りできないのって面白くない。

  きっとひとりでいる自分<体験ってなるくらい、熱中できることじゃないとおひとりさまって出来ないんだろうな。好きなことは人それぞれ違うから、ひとり旅はきっと誰かと一緒に行く旅よりも個性が出るんだと思う。

  

 

  益田ミリさんの好きなことはシンプルで、美術館とか箱物めぐりと絵付けとかの体験だと思う。あとは見たい景色があるかとか。絵付け体験とか、私ならひとりでできないかもしれない。

  でも、逆にダメなところも分かりやすい。賑わっているところ。小さな飲食店。家族づれが多いお祭りなどなど。私海鮮大好きなので、海鮮丼のお店なら周りの目を気にせずにひとりで入って食べてさっと帰るだろうな。

  こうやって、自分ならこれはこうするだろうなとか思いながら読み進めていくのが楽しかった。

 

 

  また、やっぱり自分の知っている場所、住んでいる街、旅行したことがある街が出てくるとテンションが上がった。そうやろーって思ったり、いや、こっち行かんとって思ったり。著者にとっては余計なお世話。

 

 

  読み終わると私も旅をしたくなって、そういえば自分は今までどこに行ったことがあるのかと思って、ノートに書き出してみたら、1ページで収まりきらないくらいになった。

  その1つひとつをこうして著者のように記録に残していたらなあと思った。行ったところの印象や認識が深まって私だけの地図が出来ていくのは楽しい。そんな自分地図をいつか掲げられたらいいなと思う。

 

 

  本著を読み終わる頃に、ちょうどコメダ珈琲店にて「じゃらん」に目を通した。本著に影響を受けたこともあり、たくさん行きたいところが見つかった。下呂温泉加賀温泉郷、奥飛騨温泉郷。あとはずっといつか行きたいと思っているのは「神さまのカルテ」の舞台、松本。娘たちといろんな水族館も見て回りたい。旅欲は限らない。さあ、今年はどこに行こうかな、と楽しみになった。

 

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